初代版およびDX版:
知る人ぞ知る初代レイルロードタイクーン。今更攻略方法を書いても無駄なのだが、当時はフロッピー2枚程度でプログラムが収められていたということで驚異的な技術とされた。今思えばショボイグラフィック、FM音源と、強烈にチープ感があると思われるが(36色ぐらいしか使えなかったはず)この手のゲームは今まで存在しなかったため、非常に楽しめた。
もし何かの拍子でトライしてみる気になったら試してみるとよいかもしれない。

基本的には
郵便・旅客を高速輸送して割のよい稼ぎを得る
重量貨物を輸送して能率よく稼ぐ
という戦略で臨むとよい。この場合大都市を結ぶことになる。
旅客・郵便は速度と距離で運賃が算出されるので、大都市近郊の小都市に運ばず、特急でダイレクトに遠距離輸送をすると、いっぱいお金が稼げる。
その他推奨される輸送ルートは
1:石炭−鋼材−工業製品(アメリカ・欧州)
これは一粒で三度おいしい貨物。石炭を満載輸送し製鉄所(発電所)に輸送し、鋼鉄材に加工してから工場に運ぶと高速貨物の工業製品になる。この場合駅での待ち時間がゼロなのでそのまま消費地に運ぶとぼろ儲けができる。この場合は、貨物列車専用路線を敷設して、旅客は輸送しないほうが混雑せず能率がよい。
なお、炭坑は物資輸送に応じて開発される傾向が高く、駅周辺が炭坑アイコンで真っ黒になることもよくある。また、炭坑から消費地まで貨物が下って行くので、回送の列車が強い上り坂を上がるような路線敷設でも問題ない(その逆は駄目)。回送の時には積載貨物がないからである。
その他
2:木材−紙(アメリカ)
木材の産地が密集しているうえ、生産量も多いので効率がよい。
3:家畜−食品
駅エリア内に2ヵ所以上ゲットできる場所があればトライする価値は高い。往路・復路ともに高速輸送貨物なので旅客線内を走らせても路線の渋滞を引き起こさないため旅客線の密度と能率を上げるために是非とも輸送したいところだ。
4:羊毛−衣料品,硝酸−化学薬品(欧州)
羊牧場では羊毛と同時に硝酸が生産されるので両方を合わせるととんでもない量の貨物供給になる。どちらも港に運ぶと利益になるが、運賃はイマイチ。、列車枠を使いきっていなければ割り当ててもよいだろう
お勧めできない貨物
ぶどう−ワイン(欧州)
年代が進むとブドウ畑が化学工場に転業してしまうことが多く、そうなると貨物供給が失われるのでお勧めできない
穀物アメリカ)
供給量がショボイ上、発電所に転業してしまう可能性がある

路線敷設は、急勾配は極力避けること。そしてそのうえで可能であればなるべく短距離でカーブを減らすことだ。

MAP:
初代版には、北米東海岸、北米西海岸、イギリス、欧州 が用意されている。
東海岸
ボストン−NY−ワシントン の海岸線を結ぶ。港の機能はきわめて重要なので駅の範囲に
収めておきたいところだ。
なお、山岳地帯へ踏みこんでいき石炭/材木の大量輸送を並列して行うとよい。
西海岸:
シカゴから一路、デンバーを目指すこと。デンバー手前までは全く勾配がないので一直線に引ける。
ロッキー山脈は巨費を投じてトンネルでぶち抜くと列車が渋滞しない。中間の小さい都市をバンバン無視して長距離で旅客輸送に専念する。
ある程度お金がたまったら、並列して貨物線を引き、ロッキー山脈の石炭をデンバーで加工し(製鉄所を自前で建ててもよい)鋼材をシカゴに運び工業製品に加工し(工場を自前で建てたもよい)
再び復路、デンバーに工業製品を運び込めばぼろ儲けできる。そのままデンバー近郊の炭坑駅まで機関車を回送すれば、空荷輸送区間が短く、かつ勾配区間を空荷で運ぶため速度が落ちない。と合理的だ。
ヨーロッパ:
レンヌ−パリ−ブリュッセル−ベルリン−ワルシャワ 経路で旅客線を作る。
さらに、ウイーン近郊にものすごい多量に石炭が産出するので(地理的にはこのあたりではなくもっと下流側だが、バランスを考えてのことだろう)ウイーン−アムステルダムと結ぶ。
川沿いに敷設すれば勾配はあまり強くならない。最後に山に踏み込むところは急勾配だが、これは例によって気にしなくてもよいだろう。
工業製品は、アムステルダムの港で積み出される。
この場合石炭をアムステルダムに運び鋼鉄にしてウイーンに戻し、ウイーンで工業製品にして搬送する作戦と、
ウイーン近郊に製鉄所と工場を建ててしまい、アムステルダムに工業製品だけ運ぶ作戦がある。
お金的には前者のほうが良さそうだが、実は石炭産出量が物凄い勢いで増えるので、石炭を満載して長距離輸送すると路線があっという間に飽和してしまうという欠点がある。