セントラルリーグが開幕した

何はともあれ、野球があれば心が踊る。
昨日は 下らない職場の飲み会のおかげで開幕を見そこなう。
実際のところ飲み会の類はあまり好きではないし、そのうえへべれけに酔っ払う間抜けの相手も、ワーワーとしたバカ騒ぎも繰り返される職場内のグチの類もうんざりだし、そもそも私は静かに一人で過ごしたいのだ。私は酔っ払いも酒に酔うことも好きではない。もう一つ付け加えれば酒そのものも、嫌いだ。

まあ、他と一緒に野球を見に出掛けるのは別だし、そういうのは大好きなのだが、日常生活をネタに始終顔をつき合わせている連中の相手をして酒で盛りあがるのは正直なところ勘弁だと思う。

さて本日の試合…
昨日は巨人にボロ負け(とはいえ開幕には勝てるとは思わなかったのでショックではなかったが)で第二戦。上原はさすがに良い投手なので勝つのはそう容易くはない。初戦よりは勝てる可能性の高い今日と明日が勝負となるだろう。

先発は土肥。お得意のローズが抜けたことと二段モーション禁止令でフォーム変更がどの程度影響しているのか気がかりなところと、好調なオープン戦の結果をどこまで引っ張って来れるのか。

結論から言えば土肥は凄く良かった。尽くタイミングを狂わせる投球と、そして走者をいっぱい出すも、要所を抑えるテクニックはさすがだと思う。特に左打者に付け入る隙を与えることはなかった。

対する高橋。悪くはなかったが、如何せん工夫が足りなかったのと、悲しいかな球威が足りない。インコースを執拗に攻めるという阿部のリードを解説はベタ褒めしていたが、逆にそれは投球の幅を狭め、高橋に無用なプレッシャーを与えてしまっていた。
村田の本塁打の以前に、種田にぶっつけてしまったところから、歯車が狂った。種田の場合、インコースの球も上手に捌くだけの力量がある。そこにインコースを攻めるとすると死球というのはおのずと見えていた結果であったと思う。
去年もそうだが、一定の方針を決めてしまうと漫然とどの打者に対しても同じように攻めるという阿部の態度が悪い側に出尽くした感じだ。
村田が大活躍ではあったが、去年までと全く違う攻撃の姿を横浜が見せたことは興味深い変化だ。
とかく走塁がヘタで打球判断が悪く、効率の悪い横浜だったのが、優れた判断で進塁を次々に果たしたのは驚くべき変化だと思う。必要な場面での犠飛というのも去年までは全く望めなかったのだが、今年は期待ができそうだ。
今までのコーチに比べ波留走塁コーチの手腕が優れているということなのかもしれない。
クルーンが登板したが、フォーム修正の結果が土肥方式とよく似ているのが興味深い。
直球をパンパンと揃えたらあっさり阿部に長打を食らってしまった。イマイチ変化に乏しい
フォークの他に変化球も交えナントカカントカ抑えてはいたが、変化球を効果的に使い抑え込めるようにならないと今後は厳しいだろう。
終盤試合が崩れたおかげで、古木に代打の出番が巡ってきた。内川等他の選手にも出番とそして
初安打がはやく達成できることを期待したいところだ。

明日は、門倉が予想される。今季のオープン戦は被弾率が高く、悪いときの兆候が見えることと、異常に左打者が多い巨人打線に対処できるのかがポイントだろう。
いくらなんでも、高宮先発で奇襲…なんてことはないか。