3連戦サマリー

春の嵐がやってきた。各種行楽とそれによる経済活動を楽しみにしていた人たちには残念な気象だったが、自然の営みは人の思うとおりにはならない。人が勝手に線引きした7日というサイクルに、自然が合わせる理由も義理もなし。
雨の中買い物に出掛ける。野菜が余っているので肉を買い、適当に調理することにする。それにしても牛肉が高い。涙が出そうだ。
雨の中を歩く。風が強く傘は全く役立たないが、気温が高く湿った風が心地よい。もはや冬の冷たい雨ではない。

さて今日の試合…
先発吉見は奇襲にも程がありすぎた。どちらにしてもこういう神経をすりへらす場面には全く不向きな投手であり、いつもに増して乱調に輪を掛けあっという間に4失点。とりわけ味方が詰め寄った後に食らった清水のホームランがあまりにも最悪で、これにより勝てる雰囲気も吉見が役に立つ雰囲気も失われた。
棚から牡丹餅の原監督のショッパイ継投ミスに乗じて同点になったものの、2番手加藤がこれまた吉見以上に問題外な内容を披露し、試合は完全に壊れてしまった。
去年を思えば驚異的なバックの攻守備に恵まれたのにも関わらず、この体たらくでは先どころか今月一杯すらペナントへの望みを保てるのかすらおぼつかない。
加藤が高めに浮く力のない変化球を繰り出しては痛打される姿は、非常に悲しいものがある。
かつてのサイドから繰り出されるあの力のある速球は一体どうしてしまったというのだろうか。生命線とも言えるあの直球を投げられなければ今後も良くなることはないだろう。思い切って直球を投げ込んで欲しいと思う。

予想外に懸念されるのが多村のしょぼくれた打撃であって、一体いつになったら打ってくれるのだろうか。今日は2打席連続の絵に書いたような併殺打で試合を台無しにしてしまった。無死12塁のあの場面、せめて進塁打でも、あるいは単純に三振でもよかった。としか思えないのは返す返すも残念な限りだ。

両軍のヘボ継投と先発投手が問題外に役に立たない展開を制し、巨人が2勝1敗。
今度こそはニッポン放送のクソアナウンサーを歯ぎしりさせるような試合を期待したいものだ。