失点したくない?だったら満塁策で決まりダロ!

ほうほうの体で本拠地に戻ってきた横浜。サヨウナラ多村のショックもあって意気消沈のところだが首位阪神阪神を迎えてのゲーム,いきなり先頭打者に本塁打という横浜らしくない開幕だったのだが続く無死2塁をしくじると一気に横浜式残塁パレードの嵐となった。2回こそはソツのない攻撃で見事に追加点をもぎ取るが同点に追いつかれた5回裏,1死満塁というビッグチャンスに
チームに対するテロとしか表現のしようのないおあつらえ向きの佐伯のゲッツーで無得点。
これに強烈に意気消沈した土肥がついに 
横浜なんかとは比べ物にならないほど格の違う4番打者金本
に被弾を喫し一気に敗戦モードに。ここで登板した加藤が満塁のピンチを結果オーライながらも無失点に抑えると今岡の殆どエラーな内野安打に続く相川に いくら相川でも打てますよ というど真ん中投球で逆転被弾を喫すると,
7回表に危険な綱渡りを試したくなったかホルツ投入。これまた結果オーライで抑えると阪神も江草がやたらフォアボールを連発し走者を溜めた。
結局78回連続で満塁のチャンスをしくじった横浜ではあったが阪神側も代打がガス欠となり片岡桧山が9回に代打登場するという幸運にも恵まれたためナントカカントカ首の皮1枚で逃げ切りに成功した。
1点を巡るこのヘボ守備とヘボ攻撃の激しい攻防を目にしたファンは降りそぼる雨に加え手に嫌な汗を握る試合とあって,疲労困憊した様子の石井のインタビュウの真意を理解できるだけの余力を残してはいなかった模様だ


インタビュア
−価値のある4安打でしたね
石井
−価値があったのは(初回の本塁打と2回のタイムリーの)はじめの2本だけでしたが…

全く走者を返すことのできない4番打者をはじめとしたヘボ打線にチクリとイヤミを効かせた模様