グチャグチャ試合窮まる

交流戦ラストとなる楽天対横浜は貧弱なチーム同士の戦いに相応しい雨の中の泥試合になった。初回 いつも通り先頭打者をフォアボールで出すと 続く打者に安打,アンパイとの声が高い山崎サンに悠然とフォアボールを与えた後2塁打連発でいきなり4失点。これには牛島監督もブチ切れたのか初回2アウトランナー2塁の時点で早々に吉見をマウンドから叩き出した。ニ番手は加藤。さて初回の大量得点で一気に乗りたいところだが乗れないところがまたも楽天の弱さの所以。
2回表いきなり3連打で無死満塁とすると,タコノリのしょぼくれた1塁ゴロで1点を返しこれでオシマイという猛攻撃で1点を返す。3回表も再び連打で満塁にすると,またもやタコノリが3塁ファールフライで無得点という実に大洋な攻撃で球場を沸かした。
普通ならこの一連のヘボ攻撃が功を奏し相手投手が立ち直るところなのだが,4回表やっぱり全然駄目なホッジスが連続フォアボールでぐだぐだになるとさすがの田尾監督も堪忍袋の緒が切れたか二番手小倉にスイッチ。ここで小池のフライをあろうことか関川が見失い落球。これで1点,金城のタイムリーで同点。さらに再びフォアボール連発で満塁にすると種田のゲッツーがなんとエラーに化けてついに勝ち越し更に満塁。打者はタコノリ…。

 三 振 で し た

試合はニ番手以降が好投した横浜が相手に得点を許さず横浜が逃げ切った。7回に無死から連続フォアボールでチャンスを作りバントがどうしてもできない相川に送りバントの指令を諦めたところ偶然にもタイムリーが出る幸運で1点追加。更に続くチャンスを再びしくじるとあとはクルーンが出てくるしかこれといった見所はなく,今季おそらく宮城球場での登板が最後になるであろうことを見越して球速計をいじったかどうか定かではないが,いやに軽い159㌔を連発し,ロペスをばかデカイ外野フライで打ち取るなど快調な投球を披露。クルーンは11セーブ目。

もっともよく働いた選手。加藤投手−いきなり初回からの投入も見事に抑え,途中の雨中断でもリズムを崩さなかった

もっとも働かなかった選手。 鈴木外野手−3回満塁で打席に立ち,外野にすら打球を運べなかった,しょぼくれた打撃を披露。