グチャグチャ試合

両軍投手がヘボなことで試合グチャグチャは予想されたことだが，球審杉永がど真ん中以外ストライクを取らないという暴挙に出たため事態をより悪化させた。
２回にルーキーに対する暖かい心づくしのエラーを村田がかますとそれを原因とする２点を献上。逆転劇を演出した。ここまでは投手崩壊シナリオ通りであったのだが，３回にフォアボールを量産した杉永の嫌がらせにもめげず無失点に抑え，ようやく４回以降杉永の機嫌が直ったのかストライクゾーンがやや広がると５回まで中村のソロ２点で抑える好投。打線も４回に打者一巡の猛攻撃，頼れる４番打者佐伯が１イニング２打席凡退，絶対打てない相川が凡退もあったがそれ以外で大量得点を叩き出した。特に村田は汚名返上の逆転タイムリー。この回一気に５点を取りさらに５回にも多村のソロで楽勝ムードだったが那須野に代打タコノリを出したのがケチのつき始め。１アウト１３累の絶好のチャンスを見事なゲッツーで潰すと投手交代した吉見がいきなり２者連続フォアボール。ゲッツーなどで無得点に抑えるもコレに立腹したか出すつもりのなかったであろう川村に次の回の投球を任せた。川村が無難に抑えた後西武中継小野寺の乱調につけ込みさらに４点。なんとこの時点で１２点。
ここで牛島の気の緩みが出たのか村西を投入。この村西が物凄い勢いで四死球を量産しベンチの対応が追いつかない勢いで失点したおかげで準備不足の木塚投入の羽目に。肩の出来ていない木塚は先頭打者に押出しを与え次の打者に犠飛を浴びたが，この状況の割には良く投げたといえよう。
木塚の次のホルツもやはり肩が出来ていなかったようだがなんとかよく堪える好投でここのピンチを抑えた。
準備不足が祟ったか最終回ホルツがランナーを二人許すとリリーフエースクルーンまでつぎ込む羽目に。２失点はしたもののなんとかゲームセットに持ち込んだが，今季最低のグダグダな試合に誰もがげんなりしていた模様だ。
結局のところ下から掬い上げてきた二人が問題外に駄目，というか投球内容を見るに村西は何一つ向上していない状態なのに何故出て来たのかが不明ではあったがそもそも下では誰もがこんなモノなのかという恐ろしい考えも。

とにもかくにも那須野は初勝利おめでとう。しかしそのことを試合終了時には半分上の人間が忘れてしまうような試合であった。