パリーグ開幕・他

新球団の船出としてのロッテ楽天戦は投手戦の様相を見せ,結局のところ僅差で楽天が逃げ切った。もっとも初回の満塁のチャンスをしくじったあたり,楽天の打線の弱さが気がかりだ。
結果的に試合に勝ったものの井上純のヘボ走塁に助けられなければ勝敗の行方は微妙だった。
ソフトバンク−ハム戦は最後の土壇場で見せ場が来たが新庄に決定的な場面が巡るというのもこの球団の運命か。ここで一発出れば一気に上昇モードだったが凡退で敗戦。ことしも新庄如何で勝敗が左右されるということになりそうだ。
オリックスは実にショックの残る敗戦。もっともシーズン前に危惧されていたよりかはチームの士気は悪くない。選手もプロ。そして職人としての沽券と本能が試合へと心を向かわせるのだろう。

さてオープン戦。
巨人−横浜がテレビ中継されていたのでのんびりと観戦。
先発斎藤隆がいきなりボロクソに打ち込まれてあえなく撃沈。サード村田の毎度のころながらエラーにはじまり,力みまくってコントロールもままならず,また球威の欠けた球を次々と打ち込まれるもしくはフォアボールで出すと全く良いところなし。
運のよさ*1だけでは強い打線と渡り合うことは全く不可能*2ということを思い知らされるには充分の内容だったか。ピンチで制球を乱す今の悪い癖が直らない限り出番はないだろう。今回の投球をどう次に生かすか,1億を軽く超える年俸を受けている以上結果が求められるところだが。
打線はまずまずの出来。古木に本塁打が出るなど活況。ウイットは安打こそ出なかったが初回のヒット性のゴロなど悲観するほどではない状況。投手陣も斎藤以外は順調な投球を見せており,去年に比べ各段にチーム状態が良くなっていることを印象付けた。

*1:今までも多量の走者を出しつつ相手のミスに助けられるという内容

*2:ただし7失点の割には自責2という帳尻合わせ的幸運はまだ残っているようだが