戦略的誤りと経営分析 ソニー副社長、決算で

 ソニーが27日発表した2004年10−12月期の連結決算は減収増益となり、記者会見した井原勝美副社長は「ユーザーの目線に立っていたか、何を守り何を捨てるかで過去に戦略的誤りがあった」と厳しく分析した。

(以上時事通信
一方ユーザー側からは 守ったのはプライド。捨てられたのはブランド(力) との声も強く,
市場からは 戦略的誤りに加えガッカリした購入者の神経を逆撫でする社長の致命的なインタビュー発言が市場の信頼を失わせたなど 戦術的誤りも甚大 という厳しい声も聞かれた。
MDという自社規格に拘り規格と共に沈没してしまった携帯オーディオ製品分野の痛手は大きいうえ,白物家電分野も他者に対するアドバンテージを見出すこともできずジリ貧状態に。
色々手を出しては中途半端という 駄目になる企業の典型的パターン に嵌まりつつある現状を打破するための切札になり得るのか。PSシリーズのゲーム機市場の動向に同社がやきもきする展開はここしばらく続きそうだ。