言っていることがムチャクチャ

http://www.nikkansports.com/ns/baseball/p-bb-tp0-041228-0015.html
お陰でヤキューネタで繋いで行くウチのようなサイトは大助かりなのですが。

昭和28年のパ・リーグは7球団であった。この年に『勝率3割5分を割ったら翌シーズンに参加不可』という冗談みたいなルールを作成した。7球団であったため日程の運営が困難でありひとつチームを減らすことでこの不整合を除去しようとしたわけだ。結局勝率3割5分を割ったチームは出ず翌年1球団増やすことで問題は解決した。
ところが翌年再び勝率3割5分を持ち出したオーナーが居た。パ・リーグ理事会総裁の永田雅一氏である。永田オーナーの目論見では当時の8球団のうち驚異的に弱かった高橋ユニオンズをターゲットにしてふんだくってやろうと考えたわけなのだが,あにはからんや,なんとその年に勝率3割5分を下回ったのは永田オーナー率いる大映スターズがいきなり罰金ターゲットになってしまい,500万円の罰金(現在の3億円相当)を支払う羽目になってしまった。

さて,話は現在に戻るわけなのだが…

因みに,2003年の横浜ベイスターズの勝率は.324であり,この罰金制度が生きていればアウトだったか。奇しくも2003年のオリックスも低迷を極め.353という驚異的な弱さを記録しているが罰金レベルにまでは届かなかった。
鑑みるに孫オーナーは『オリックスいびり』のためにコレを持ち出したのか。プロ野球オーナー陣のうち,『旧世界』からの生き残りの代表格ともいえるオリックスロッテの両オーナー(西武は不祥事によりオーナーが辞任している)そして新規参入のホークス,楽天の両オーナー。独自路線を行く日ハムそして大幅な刷新をした西武。
これらの球団がどのような経営戦略を見せるのか。非常に興味深いところである。


とはいえ,いくらなんでもやりすぎです孫オーナー。勝負事には絶対はありませんし,球団戦力の整備というのは3−5年程度のスパンで考えないといけないのですし。