外務の基本

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041217-00000315-yom-int
冗談みたいな記事ですが,7年間もの間この教科書で教育を受けてきた国民というものが居るわけです。

教科書というものはその理想とは異なり多くの場合政府の統制や,『知識人』や『教員組合』といった団体の影響を受けます。特に民主主義の程度が低い国であるほど,その内容に『間違い』が盛り込まれることになります。あるいは単純に興味が低い対象であったり知らなかったりすることからくる記述漏れや間違いもあるわけです。
政府の方針は時々の指導者の方針で揺れることはありますが,国民の外国に対する認知は教科書の影響が大きいとも言えるでしょう。

どうなんでしょうか。外務省では外国の社会科教科書のライブラリーがあるのでしょうか。ないとすれば早急に整備する必要がありますし,教科書の内容を解析することで力を入れるべき相手やPR不足の部分がどこにあるのか。を容易く見つけることができるでしょう。勿論,その国民が我々に抱いているイメージを探り出すことも可能です。
勿論他所の国の教科書に口出しをするといった間抜けな行為はするべきではありませんが我々に対する記述が少ない場合は外交のPR不足によるものだと考えても良いはずです。興味を引くべくPR活動をするのもよいでしょう(とりわけ日本の外務省はPRという点に関しては極端に怠惰です)
まだだとすれば,教科書の解析をしてみませんか。費用対効果の面でも効率的ですよ。