ようやく勝利

スポーツニュースでは初回の盗塁を絡ませた鮮やかな先制攻撃,ここぞという場面でのタイムリー,そして6回の芸術的な石井のタイムリーと超素晴らしい金城のタイムリーとまあかなり素敵な攻撃陣に見えてしまう内容ではあったがその影に隠れて3回には無死満塁をしくじり,石井は2回連続盗塁失敗,そもそも6回の攻撃は無死2塁から全く役に立たない村田の三振,さらに吉見のバントは思いきり失敗だったのだが内野手の判断エラーで助かった,結果1アウト満塁の大チャンスだったが内川が内野ゴロで危うくホームゲッツーだった というこれらの恥ずかしいシーンは放送時間の都合上放送されずに済んだ見通しだ。

尚吉見は自身の球威と試合展開そして後続のリリーフ陣の力量をよくよく勘案し,実に効果的かつ致命傷にならないタイミングで適した量の失点をかまし,エキサイチングで手に汗握る好ゲームを両チームノファンが楽しめるように沢山ランナーを出し,そして点差が開いてしまうとキッチリとホームランで試合の演出に怠らなかった模様だ。

最終回ノーコンバージョンのクルーンが登場。劇場を開演して1点差で逃げ切るという実にスリルとサスペンスに満ちた最終回を提供しファンを沸かせたが,スリル,サスペンスだけで済ませてショックを観客に与えないことを切に祈るばかりである。