どうも,考えていることが口をついて出てしまうという困った癖から抜けられない。そのうえ考え事をするととてつもなく脈絡も無いことを不連続に考え始めてしまう。この思考のホッピングは常人には理解できないのかもしれない。本人にすら説明がつくものでもない。
だかた例えば社員食堂で飯を頬張りながら,洗濯機で洗わなければいけない靴下のことを凄いしかめツラしながらぶつくさ言っていたりする。傍目から見るとかなりデンジャラスな感じだ。
当然のコトながら考える内容に歯止めがかからないため,聞かれたらまずいようなことまで言ってしまうことがある。突如ぽろっと『オカーチャン』などと口を突いて出てしまいひどく笑い者になったこともある。
これを防ぐためにはどうすべきか。無意識の内に拙いことを考え出すと全然無関係かつあたりさわりの無い独り言を言うようにするという珍妙な習慣がついてしまった。それもキッチリ考え抜かれた言葉ではなく単純に口から排出されるだけであってあまり格好のよい言葉でないのが常だ。
おそらくは記憶を辿ると学生のころまで遡るだろう。その時代に応じてカモフラージュのための言葉は姿を変えているようだ。

以前は 『家に帰ったら何しようかな』だった。
現在は 『疲れた』が口を突いて出てくる。
と言った按配でどうも聞かれると仕事サボりみたいに聞こえてしまう。困ったものである。